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ホットスポット (地学) : ミニ英和和英辞書
ホットスポット (地学)[がく]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ち]
  1. (n,n-suf) earth 
地学 : [ちがく]
 (n) earth sciences (geology, mineralogy, petrology, geophysics, geochemistry, seismology, etc.)
: [がく]
 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge 

ホットスポット (地学) : ウィキペディア日本語版
ホットスポット (地学)[がく]

ホットスポット(hotspot)とは、プレート(リソスフェア)より下のアセノスフェアに生成源があると推定されるマグマの火山活動が起こる場所をいう。マントル本体も、その上昇流であるプリュームも固体である。マントル上昇によって温度を保ったまま圧力が減少するので、マントルの部分的に溶融が起こり、マグマが発生する。溶融量は通常10%未満である。
1990年代まではほとんど位置を変えることはないと考えられていたが、J・A・タルドゥーノらの天皇海山列に関する研究によりハワイ・ホットスポットが約8000万年前から5000万年前の間に、南に約1700㎞移動した可能性が指摘された〔サイエンスポータル【 2012年11月29日 地球内部で個別移動するホットスポット 】 、2016年3月4日最終閲覧。〕

以下の記述は、ホットスポットが不動点であることを前提としている。
== ホットスポットの成因 ==

プリュームテクトニクス仮説によれば、地学でのホットスポットとは、マントル内の上昇流(ホットプリューム)の先端が、プレートを突き抜けて地表に現れた火山活動地形とそれに起因する地面の高温現象を指す。
大陸プレートよりも比重の重い海洋プレートは、沈み込み帯でマントル内へ入りスラブ〔スラブは元々は登山用語で”一枚岩”のこと。地震学ではマントル内に沈んだ海洋プレートをいう。〕(英:Slab)とよばれる。しかし、およそ深度670kmよりも深いマントルは周囲の熱と圧力に結晶構造がペロブスカイト相に遷移して密度が高くなる。するとスラブは周囲よりも比重が軽くなるためそれ以上沈み込みづらく、ここで一時滞留した(スタグナント、英:Stagnant「淀んだ」の意)スラブとなる〔日本地震学会広報誌Vol61「コンピュータでメガリスを作る」 〕。大量に滞留したスタグナントスラブの一部は相転移して密度が上がり、その重くなったスラブは分裂し、マントル内の下降流(メガリスコールドプリューム)となって下部マントル内に沈んでいく。コールドプリュームの挙動が対流となり、核に近い高温のマントルが上昇に転じてホットプリュームが発生する。
大規模なホットプリュームの上昇流は、地表へ達すると中央海嶺を形成して水平に拡大し、新たな海洋プレートの成因となる。しかし小規模なホットプリュームはプレートの水平動とは連動しない独立した熱源として留まることができる。これを地学でのホットスポットとよぶ。ホットスポット上のプレート上にはプレートの動きの方向に沿った火山列を形成することになり、また動きの遅いプレートでは局所的に大規模な火山を形成する。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「ホットスポット (地学)」の詳細全文を読む




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